【お悩み】
2〜3週間前から腰の調子が悪く、3日前に寝れないくらいの腰痛が起き、寝返りも痛みがある方でした。靴下を履く時も痛みが強く出ています。
右肘の調子も悪く、よくホウキを使って掃除をすることが多く、手首を返して使うと痛みが強く出ていました。
【見立てと施術】
腰の前屈の際に痛みが強く、20年前に腰椎椎間板ヘルニアもあります。立位で前屈時に、股関節の動きが悪く背中だけ曲げている、少し膝を曲げなんとか前に倒しているようでした。
治療はまず股関節の動きを改善する所から始め、腸腰筋や下肢のストレッチ、腰椎の可動性を改善すると前屈の可動域が増えて痛みも軽減しました。
軽減がみられたので、腰部の筋とハムストリングスやふくらはぎの筋肉を緩め、更に前屈しやすい状態に近づけていきました。
治療開始4回目頃から、以前から痛みのあった右肘の治療も開始しています。
肘は外側、後側の筋肉に痛みが出ており、内巻き肩により腕が捻れ、肘に負担がかかっているような状態でした。
姿勢を整えて腕の捻れを取り、筋肉の緊張を緩めていくように治療を開始しました。
【通院頻度と経過】
初回の治療で寝れないくらいの痛みは無くなり、4回目の際には寝返りの痛みが良くなりました。1ヶ月間の8回の間に腰の痛みはほぼ無くなり、肘の痛みが慢性的で軽減はするが、掃き掃除をすると痛みが出ていました。
2ヶ月目からは週一回の治療で肘をメインに治療をし、バランスの調節や筋肉の緊張をとる為に物理療法を用いて、負担をかけないようにテーピング療法をしていきました。
3ヶ月目に入る頃には掃き掃除も問題なく行えるようになり、違和感はあるが支障が出ない状態まで落ち着かせる事ができ、月2回の治療で様子を見ています。
【患者様のお声】
『楽に靴下が履けるようになった』『掃き掃除の痛みが良くなった』と嬉しいお声を頂きました!肘の痛みは慢性的で頑固な痛みでしたが、色んな治療を用いて改善が出来ました。
慢性的でなかなか痛みが減らない方でも、原因にあった治療を続ければ痛みは軽減しますので、ぜひ一度諦めずにご相談下さいね!